国巡拝の装束と意味 【金剛杖】 御杖は弘法大師の分身とされ、お遍路様にとつて特に重要なものとされています。古来四国霊場めぐりが苦行難行の時代には、お遍路さん自身の墓標としても意味をなしていたといわれています。 また、宿に入る場合は杖の先を洗い大切に床の間に安置します。(杖の先は弘法大師のおみ足を洗うが如く手できれいに洗い清めること。) 当寺、宿泊の場合は玄関前に御杖を洗う場所が用意してありますので、そこで洗い専用の御杖立てに立てて下さい。 【菅笠】すげがさ 長い道中、雨風や日光をさえぎってくれます。 ・同行二人(遍路が自分一人でなくいつも弘法大師と一緒である) ・迷故三界城(迷いがゆえに三界は城なり) ・悟故十方空(悟るがゆえに十方は空なり) ・本来東西無(本来東西は無く) ・何処南北有(何処南北有り) と書かれている。 【笈摺】おいずる(白衣) お遍路様の正装、昔は荷物を背負ったとき着物が摺れないようにつけたもの、または交通が不便で苦行難行時代はいつ力つき倒れてもよいという覚悟の死装束ともいわれています。 現在は御朱印を八十八ケ所いただき、死後の旅路に着けるものとされてます。 御朱印用の御詠歌入り・袖なし等たくさんの種類があります。 【数珠】じゅず(念珠) 仏様を一回念ずるごとに珠を一つ繰ることから念珠ともよばれています。仏前で合掌礼拝するときは、必ず数珠を手にかけることになっています。 数珠の珠の数が108となっているのは、私共の心は108にも動き変わり乱れることから、これを俗に、百八煩悩といっています。その乱れやすい心が、仏の教えによってよき心へと変わってゆくということを、自身にうけとめさせるために持つようになったといわれています。 お参りだけでなく、できれば日頃から数珠を手にかけて自分の心をよきに導きたいものです。 【持鈴】 お遍路様の代名詞ともいわれる持鈴、古くは険しい山などで獣などから身を守るために鳴らしながら歩いたとされています。 また、道中安全や魔よけなどの意味を持ち、春が来ればお遍路様の鈴の音が境内にたくさんなり響き賑やかです。 【納め札】 本堂、大師堂に納めて、ご本尊さま、お大師さまに参詣のご報告をします。 「お札打ち」「札を打つ」「何箇寺打っていく」と言いますが、昔は、木や金属(銅) の札を本堂の柱などにお参りした印に打ち付けたことからきています。 又、道中で「お接待」(善意の施しで、ことわってはいけない。お菓子や、ちり紙、中には善根宿といって宿泊させてくれることもある。)をうけた時、納札を差し出すのがエチケットです。 一〜四回:白 玉〜七回:線 八〜二十四回:赤 二十五〜四十九回銀:五十〜九十九回:金 百回以上:錦